はじめは些細なことがきっかけでも、それが度重なると人間関係は悪化します
原因究明すると発端は何でもない理由だったり、その時に自分や相手がイライラしていて機嫌が悪かったから等、感情やコミュニケーションの行き違いで不穏な空気が漂います
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」とも言い、しばらくすれば何であんなに腹を立てていたのかと思う様なことも良くある話ですし「売り言葉に買い言葉」で、言い合いすれば傷つく事もありますが、思いの丈をぶつけてスッキリして時間が経てば仲直り出来たりします
しかし、その喧嘩や言い争いが相手を傷つける一線を越えてしまったり、何度も何度も繰り返されると関係の修復はどんどん難しくなりますので、どんな状況であっても理性や相手を尊厳する気持ちを忘れてはいけませんよね
「十人十色」と「百人百様」
十人いれば十人とも違うのは当たり前、百人いれば百通りの考え方もあります
金子みすゞ
わたしと小鳥と鈴と
「わたしが両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥はわたしのように、 地面（じべた）をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴はわたしのように、 たくさんなうたは知らないよ。
鈴と、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。」
みんなちがってみんないい・・・みんな違うんです！
当たり前の事だけど、一人一人違うのだし全く違う環境で生まれて育ってきたので、価値観も考え方も色々違います
だから、合わない事を悩んだり、心身をすり減らして皆と無理に合わせようなんて考えなくてもいいと思います
その中でもプライベートでは気の合う仲間や親友に恋人や夫婦等、色々なめぐり合わせやご縁で絆が深まっていきますが、社会に出ればプライベート以外に仕事や近所の人等、自分とは考えが合わない人とも付き合わなければならない時もあります
それに、クレーム処理や苦情の対応になると相手が怒ってる状態だから、余計に火に油を注がない様に丁寧に対応しなければなりませんので、色々ストレスも溜まってきますよね
昔に比べて人間関係は希薄に淡白になって来てはいるものの、ゆがんだり歪んだ気持ちや嫉みなど、暗い闇の感情は濃厚になってしまっている気がします
ゲーム感覚で悪ふざけから常識を超えたイタズラをしてみたり、簡単に人を傷つけていじめて追い込んでみたり、誰かを犠牲にすることで自分は助かろうとしたり・・・
今自分が面白かったらそれでいいとか、自分の立場が逆転したらどうなるか等後先考えずに行動してしまうこともあったりして驚かされます
霞を食べて生きることが出来る仙人になれたら・・・
一人で誰とも全く関わらず、霞を食べて生きれると言う「仙人」の様に暮らしていくことも出来ないので、最低限自立した生活をするには、仕事をして賃金を得て、そのお金で生活していかねばなりません
社会に出れば、毎日色々人間関係でストレスもあったり辛いことも沢山ありますが、家族や子ども達が癒してくれることもありますし、気の合う仲間や親友も愚痴を聞いてくれたりします
苦手な相手や、難しい人とも関わらなければなりませんが、ストレスを上手く発散したりコントロールする技を身に付けて、程よい距離を保ちながら築いて行きましょう
卓越した技が身に就けば、本当に仙人の様になれるかも!?
もしその技が、まだ身についていないのなら、仙人になる為の修行だと思って、乗り越えましょう
