学校や仕事に行くカバンの中はいつも綺麗に整頓されていますか?自分のデスクの上や引き出しの中は整頓されていますか?
小、中学生で忘れ物が多いとか注意散漫で・・・なんて声を聴くことがありますが、物や情報等をきちんと整理整頓する能力や習慣がないと、いくら「片付けなさい!」「〇〇しなさい!」と言ってもうるさがられて反抗されるだけですよね
また、不必要なのに持っているだけで安心するタイプも、問題はあります
忘れ物が無い様に、全教科の教科書を入れて持ち歩けばいいと、一見素晴らしい思いつきの様ですが、本当は無駄な労力ですし、持っていても適材適所でうまく活用されなければ意味がありません
それは、参考書を机の上に並べておくだけでは学習したことにはならないのと同じで、持っているだけで安心してしまうタイプは、それ以上の知識の向上はありません
授業中のノートでも分かる様に、勉強の出来る子のノートは誰が見ても綺麗にまとまっていている話を聞いたことがありますが、ただ黒板の文字を書き写すだけでなく授業内容を理解してまとめたり新しい知識を足したり様々な情報を、きちんと片付けてまとめられる力や技を身に付けているからだと思います
自分の中に落とし込むことで、自分の知識や自分のモノにして行く
持っているだけで安心するタイプは、持っていなくても大丈夫だと思えるように自分の中に落とし込んで形のあるモノとお別れしないと次のステップに行けないので、本当に自分に今必要かどうかを見極めて整理整頓して片づける必要があります
例えば「ことわざ」や「名言」「格言」等、人生において教訓となる言葉や感動する言葉はたくさんあります
しかし沢山の素敵な言葉を調べて集めてノートに書いて持ち歩いていたとしても、それはあまり意味がありません!
自分の知識や情報として持つなら、それらの感銘を受けた言葉をしっかり自分に落とし込んで、適材適所で思い出し自分の人生で役立てなければならないのではないかと思います
その為に普段から、モノやコトの情報を整理整頓して片づけて収納する習慣が必要になるわけです
「まとめる」技や能力は才能ですか?
人間には得て不得手があり、要領のいい人は頭の回転も速く何でもササっと出来てしまいます
例えばテスト範囲をまとめるには、その情報の中での重要ポイントや相互関係をしっかり理解し整理整頓して頭のなかに知識として入れなけれななりません
また、話の内容をまとめたり、クライアントに説明や発表する場合には、自分だけでは無く相手にも分かりやすく伝えなくてはなりませんので、言葉だけでは無く図式やグラフ等を用いて相手の立場にたった、さらに高度な知識と技法が必要になります
そして、リーダーや上司となって人々をまとめるには、さらに知識や経験とリーダーシップを発揮しなければなりませんし、正しい状況判断や的確な指示や指導を瞬時にしなくてはなりません
部屋を片付ける事と知識や情報を片付ける事は、一見全く違う行為に思われるかも知れませんが「片づける」基本は同じなので、スピーディーにコンパクトにまとめて、適材適所に応じて、「出して使う」その後は「元の指定場所にきちんと直す」ことと、次々と出てくる情報や知識とモノを「要る」「要らない」と仕分けして整理整頓を習慣づける事が大切なのだと思います
片付けは奥が深いですよね!