色々「終活」を考えるにおいて、頭で考えるより、実際見たり体験して話を聞いたうえで決めた方がいいと思い、最近は葬儀屋さんのイベントに、行く機会が増えた、おばばです
お葬式には、時々セレモニーホールや葬儀会館に参列させて頂くことはあっても、何もない時には、なかなか行きにくい所ですから、イベントを開催してもらえると、行きやすくなりますよね
今までは新聞広告をみても「まだ早いか・・・」と避けてきた事なのですが、そろそろ元気な内に考えないといけないなと、思い参加してみました
「リニューアルオープン」のイベントは、違和感あるけど面白い
近所の葬儀会館が、昨年大規模改修工事をして「リニューアルオープン」をしました
お葬式と言えば「黒白の幕」が定番ですよね!
でも、当日は、隣接する駐車場一面に「紅白の幕」が掛けられていて、楽しそうなイベントのテント等が設置されているので、違和感を感じながらも、会館に入って行きました
リニューアルオープンなので、お祝いと言えば、そうなんだけど・・・
でも、入口で受付したら、お葬式の時の芳名帳に名前書くようになっていて、やっぱりって感じでしたね
新しくなった会館は、明るくて綺麗でしたが、正面の部屋に入ると、ドーンと豪華な祭壇や花等が飾られていました
勿論、棺桶や骨壺等の必要品も、色んな種類が置かれて、見比べられたり出来ました
なかなか、マジマジと見れないモノなので、参考にはなりましたが、おばばは、お金のかけないモノでも十分かなと、思いましたよ
上を見るとキリがないし、オプション付けたり、豪華なモノ選ぶと何でも値段が跳ね上がりますから・・・
おばば的には、どちらかと言えば、お葬式にお金をかけるより、生きている間に有意義に使いたいと思っているので、シンプルがいいです
「湯灌(ゆかん)の儀」の実演会
湯灌とは、安置しているご遺体の身体や髪を洗い清め、化粧を施し、身支度を整える儀式のことで、納棺前に行います。通常はご遺体を入浴させた状態で清めますが、最近では入浴の代わりに清拭(せいしき)を行うことが多くなっているようです。
儀式では、身体や髪を綺麗に拭いて清め、死化粧をほどこす、髭をそる、死装束に着替えさせるなどの身支度を行います。ご遺体の洗浄・清拭は、一般的に納棺作業を専門とする湯灌師(ゆかんし)が行いますが、地域によっては遺族や親族が一緒になって行う事もあるようです。
病院では、看護師による、エンゼルケア(身体の洗浄や容姿を整える処置)をしていただけますが、さらに、オプションになりますが湯灌(ゆかん)があります
今回は、湯灌の様子を目の前で、見学できるイベントが開催されましたので、参加しました
本当は、厳粛な儀式ではありますが、場が重くならないように、所々に冗談等入れて和やかな雰囲気で、見させて頂くことが出来ました
初めに、故人役のモデルさんが、浴衣の下に水着を着て登場して、「これは、あの世と、この世を行き来出来る、便利なアイテムのおりんです」と言って、自分で「チーン」と鳴らして、湯灌用のベットに横になっていました(終了後もおりんの音で、無事に生還され、めでたしめでたしでした)
お風呂に入れると言うより、温めのお湯をかけて洗う感じです
ポータブルになっていて、お湯も排水も車のタンクに入る様になっているので、自宅でも出来るそうです
後は、「おくりびと」の映画の様に、厳粛に仏衣などを着せ、死に化粧をしたり・・・と続きます
人間生まれた時は「産湯」に入って、最後は湯灌でサッパリしてあの世に旅立つといいらしいです
他にも、防腐処理等する、エンバーミング等がありますが・・・
色々とお金もかかりますので、綺麗に送ってあげたいと思われる方の気持ち次第で、選ばれるといいのではないでしょうか?
生きている間に棺桶に入ると長生きするらしい
展示品の棺桶とは別に、入棺体験できる布張りの綺麗な「棺桶」が用意されていました
まさか死んでも無いのに、棺桶に入るなんて・・・と思ってたのですが
「生きている間に棺桶に入ると長生きできる」と、言い伝えがあるらしく、何でも体験するべしと、恐る恐る人生初の棺桶に入って来ました
葬儀会館の女子職員さんが、「思った以上に狭いですよ」と言われてたのですが、普通サイズのおばばでも、両肩が棺桶に当たる幅でした
閉塞感はありますが、心安らぐ静かな空間でした(死んでしまうと何も分からないけど)
その時、「棺桶の蓋も閉めましょうか?」と言われましたが、それはさすがにお断りしましたよ!
昔は、自分の死をイメージするなんて「縁起でもない!」と考えられていましたが、生きている間に棺桶に入ったり、幽体離脱の様に自分の死を直視しすると、人生観が変わる等と考える人も多いですね
後は、色々お土産や抽選会景品等を頂いて終了です
普段経験出来ない、貴重な体験をさせて頂きましたよ